Particular Aboutこだわりの針製造


縫い針はどれも同じと思われがちですが、弊社の針は、縫う生地の特性を踏まえた設計・加工が施されており、非常に縫いやすい針を実現しています。尖りすぎず丸すぎない針先や、折れにくく、縫うときに手にかかる負担を軽減する強度や柔軟性、また生地を通す時に発生する抵抗を少なくする加工等を施しています。
これらは、長年培われた弊社の企画力、技術力やが実現しており、製造に関しては、専門の職人が、情熱持ち、丁寧かつ慎重に、良質な縫い針になるようこだわり続け、造り上げております。
弊社独自の製法から生まれる「縫い針」は、世界の手芸愛好家にも認められ、現在でも愛され続けております。
これからも、品質の維持、向上を目指し、より多くの皆様にご愛用いただける「縫い針」となるよう努めてまいります。
私たちが、こだわりを持って造り上げる「縫い針」の製造工程の主要工程を簡潔にご紹介いたします。

「手縫針」
製造工程の紹介

1伸 線
鋼線を目的の針に合った太さに伸ばしながら細くする。
2切 断
鋼線をまっすぐに伸ばし、目的の針2本分の長さに切る。
3先頭研磨
切った鋼線の両端を、先を尖らせる研磨機によって、鋭い針先に仕上げる。
4高速度
高速度三連機(1台でプレス、穴開け,切り離しの3つの加工をする機械)を使って、針の頭部(穴の部分)を作り、真ん中で切り離して1本の針を仕上げる。
5耳すり
針の頭部(針の穴)の周りを滑らかな丸みをもたせるために削る。
6熱処理
針を強くするため、約800度に熱した後、油の中に針を入れる。更に、弾力を持たせて折れにくくするために再び200度の油の中につけこむ。
7研 磨
針を研磨機に入れ、油と研磨剤とともに針と針の表面をすり合わせることによって、傷が取れて滑らかな針になる。その後、洗浄機に入れて、針に付いた油を取り除く。
8ニッケルメッキ
錆びないようにするため、メッキをつける。
9分 類
ばらばらになった針の向きを揃えて、針先と針穴を全て検査する。
10反りより
反りより機にかけて、曲がった針を抜き取る。
11金メッキ
糸が通りやすくするために頭部(針の穴)に金のメッキをつける。