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ご挨拶

萬国製針株式会社は、２０１８年に創業１００周年を迎え、私で５代目になります。
手縫針は先が尖っていて後端に糸を通すための穴が開いている単純な形状で、数万年前に動物の骨で作られてから、技術の進歩とともに材質は鋼線になりましたが、形状はほとんど変わっておりません。
しかし、この単純に見える手縫針ですが、手芸という分野が多様化したことから、ボタンを付けるために針を使われる方をはじめとして、着物を仕立てたり、フランス刺繍やパッチワークやキルトなどで作品を作られる方まで、様々な方に針を使って頂いております。
そんな中で、使用用途によって、最適な針先の形、針の硬さ、針穴の大きさは異なるため、私達は創業以来、「お客様に笑顔で使って頂ける針」を目指して針作りをしています。

これからも、先人から代々引き継がれてきた理念を大切に守り、また、今までの経験を生かし、技術を伝承しながら改善し、針作りを続けてまいります。弊社の針を使って頂いたお客様には、手縫いによる温かさ、良い針を使う事による感動、製品が完成した時の喜びをお届けできるよう、従業員一同心を込めて良い針を作り続けます。

萬国製針　株式会社
代表取締役社長　高橋　英和